mp3proなお話 | もっとコンピュータが好きになるblog

mp3proなお話

このblog書き始めてもう一週間ですか.とりあえず三日坊主にならずに済んだかな.最近少しずつではありますが,読みにきてくださる方が増えてきていまして,大変喜んでいます.是非また来てくださいませ.

昨日,「音楽とかの話でもしようかな~」とか書いた後,音楽の話するならどんな話を書けばよいだろうかと考えていました.出来るだけ興味を持たれそうな内容のものは何か,とりあえずmp3(MPEG Audio Layer-3)の話でも軽く書こうかなと思って調べ始めたわけですが,案外mp3に関して知っている人は多そうな気もしたので,ちょっとココは変化球でmp3proの話でもしようと思います.今回の話は「そんなのもあるんだ.へぇ~」程度で流す程度に読んでみてください.

- mp3PROzone
- MP3Proについて

僕はiPodとかまだこの世に存在しないぐらい前から好んで携帯MP3プレイヤーを利用してました.個人的な意見から言わせてもらえば,HDD式の携帯プレイヤーはナンセンスだと思っている人なんですがね.この手の話はまた後日に回すとして,今回はmp3の兄弟的な存在mp3proについて取り上げる訳ですが,mp3に比べて頻繁に使っている方は少ないのではないでしょうか.

mp3proはThomson Multimedia社とFraunhofer Institute社が共同で開発したmp3と完全に互換性を持つmp3の新しい形式のことです.(ちなみにmp3はFraunhofer社が開発してます)mp3と互換性を持つため,従来のプレイヤーであるならばほぼ100%mp3proでエンコーディング(CDからデータに変換すること)したファイルを再生可能です.

- MP3の新規格「MP3PRO」を検証する

しかも,上記のURLを参照して頂ければわかると思いますが,従来のmp3よりも圧縮率を高くしながら高音質を保つ事が出来るようになっています,つまり,mp3と同じ圧縮率ならmp3よりもはるかに良い音で再生出来るわけです.(こちらの機能はmp3proに対応したプレイヤーでなければ性能を引き出せません)

- MP3 と mp3PRO の試聴デモ

試しにmp3PROzoneのページからプレイヤーを落として違いを確かめてみるのもよいかもしれません.またプレイヤーにはDemo版ながら64kbpsでエンコード出来ます.しかしながら,mp3もエンコーダーの違い(MP3に変換するソフトの違いとでも思って頂ければさほど問題ないかと思います)によっても音質が異なってまして,mp3proをあえて利用するメリットが今のところ明確でないというのが,現在一般の考えのようですね.



うーん,mp3proが発表されたのって2001年でしたか.ついこの間の事と思っていましたが,ずいぶん前の話なんですね.最近はあんまりmp3proに関して話を聞かないです.(なら書かなくても良かったのだろうか)

普及しない理由は先ほど挙げた問題点とそれに加え,僕の勝手な主観かもしれませんが.まずoggなど他の不可逆圧縮形式の普及,ape+cueなどのCDイメージからの可逆圧縮形式の利用者数の伸びなどや,(oggやape+cueに関するネタは後日行う予定です.お楽しみに?)それから携帯プレイヤー市場にmp3proを標準でのせたプレイヤーが少ないのも原因な気がします.

正直,mp3proが今後どのように発展してゆくかわかりませんが,アイデア自体は面白いので,暖かく見守ってゆきたいかなとか思ってます.