TIFFなお話 | もっとコンピュータが好きになるblog

TIFFなお話

位が大変な事になってきました.総合1000位突破,カテゴリ別でも20位に迫る勢いです.正直,ここのblogで扱っているネタがネタだけに,正直カテゴリ別50位あたりで停滞すると思っていたので,大変うれしいです.

今後もいろいろネタ集めて書いていこうと思います.暇なら読みにきてくださいませ.


- The Unofficial TIFF Home Page
- TIFF形式の解説

さて,今回は画像処理やDTP(DeskTop Publishing,出版などに利用するソフトです.後日改めてネタにする事もあると思います.)などに利用されるTIFF(Tagged Image File Format)という画像形式の一つについて話してゆこうと思います.ネットでよく使われるJPEGやPNGとかの仲間とか思って頂ければまずまずあってると思います.

- COPYBOARD M-5
- カラリオ プリンタ PM-D770

先日,部屋にPLUSのM-5という白板と,EPSONのPM-D770というプリンタがセットで部屋に送られてきました.M-5には書いた内容をメモリカードに記憶出来る機能があり,それを利用して,記憶した内容をPM-D770にメモリカードを差し込み,パソコン無しでも白板とプリンタだけで書いた内容を印刷出来るようにしたかったのですが,困った事に,M-5で書いた内容がPM-D770で画像と認識されませんでした.(もちろん,いろいろいじりました.でも出来ませんでした :~( )

標準でM-5ではTIFFでもって書いた内容を画像として取り込むのですが,どうやら,M-5でのTIFFとPM-D770が認識出来るTIFFでは互換性がなく,思った通りの使用は出来ないようでした.M-5のファームウェア(M-5の中で動いているソフトの事)のヴァージョンアップを待つしかなさそうです.

というところから今回はせっかくだし,TIFFをネタにしていこうと思ったわけです.正直僕自身,あんまり知らないんで,勉強の為にもね.上の画像,昨日のもそうだけど,携帯のカメラで撮ったから画質悪いねぇ.ちなみに上の画像に写ってるのがM-5という白板です.


TIFFはAldus社(現,Photoshopなど作ってるAdobe社)と,Microsoft社によって開発されました.ちなみに著作権はAdobe社が所有しているそうです.名前にTaggedと明記されている通り,TIFFは画像のデータを表すにのタグを用いているのが特徴です.タグを使う事によって,TIFF一つのファイルの中に様々に異なる解像度,色数,符号形式などの画像を格納出来る仕組みになっています.簡単にイメージしてもらうならば,画像専用のフォルダ(ディレクトリ)みたいなイメージでしょうか.(これをIFD [Image File Directory] と呼ぶそうです)

TIFF自身は基本的に非圧縮のフォーマットになっていて,色表現はRGB, CMYK, グレースケールで表現出来るようになっています.(RGBはRed, Green, Blueで表されるもので,CMYKはRGBにCyan, Magenta, Yellow, Kuro[Black] が追加されたもの,そしてグレースケールは白黒表現となります.)

しかし,TIFFはオプションとしてLZW形式やRLW形式といった圧縮形式が使えてしまったり,JpegTIFF, RichTIFFといったものや,Kodak TIFF extensionsといったようソフトウェアにより特別なタグが追加されてしまうものや,最初に述べた,様々な形式の画像を内部に取り込めることから,TIFFそのものの完全な互換が難しくなって難しくなっています.おそらくですが,今回のM-5とPM-D770の互換の問題もこんなところにあると思いますね.Windowsで作ったTIFFはPM-D770で読めたんで.

柔軟性が高すぎるための弊害かぁ,大変だよねぇ~,似たような問題がネットの世界ではRSSの互換の問題ってのがあるんで,それは後日話してゆくことにしませう,