クリップボードなお話 | もっとコンピュータが好きになるblog

クリップボードなお話

か面白そうなネットワークサービス系の話を書きたいなと思ってるんですが,良さげなのないかなと捜索中.「巷じゃ,こんなの流行ってますよ」とかいう情報募集です.一応ここのblogの資料としても使ってるINTERNET MAGAZINEとかの雑誌,最近はblogかCMEかSEOかCSSの話ばっかりなのでうんざり気味です.いつかはこれらに関しても取り上げるとは思いますが,まずは普通の雑誌が取り上げているような事以外の何かの別のネットワークサービスの話が書きたいですね.


今回のネタは前回に引き続きWindowsネタで攻めたいと思います.今日のネタはWindows使いなら,日頃死ぬほどお世話になっているクリップボードについてのお話です.ちなみに今週はMacネタも予定してますんでお楽しみに.

とりあえず,クリップボードが何であるのかという話する前に,今日の話の核であるアプリケーションを立ち上げてみますか.クリップボードはWindowsスタートボタンをクリックして,「ファイル名を指定して実行」を利用します.そこで「clipbrd」と打てばソフトウェアが立ち上がります.上の画像のように,何か画像か文字かソフトウェアに何か表示されているのがわかるでしょうか.もし何も表示されていないのでしたら,適当にマウスを右クリックして「コピー」を押してください.

ここまでの話でおそらくわかったと思いますが,クリップボードとはWindowsやMacOSのコピー&ペーストをサポートしているものなのです.もう少し専門的な話をすれば,複数のプロセス間での共有メモリってやつです.わかりやすく言えば,Exploreなどでコピーした内容はWordやメモ帳なんかで利用できるってことですね.(普通,Exploreでの情報が,他のアプリケーションに影響を及ぼさないですよね.あれはメモリの上でしっかり各アプリケーションごとに使うメモリの領域が決まっているからです.対して共有メモリでは,いろいろなアプリケーションが文字通り共有してデータを利用できるようになってます.)

- Sharing Data Through the Windows Clipboard

で,さっきのソフトウェアは,共有メモリであるクリップボードの中身を表示してくれるソフトウェアということです.ですから,「コピー」した内容が表示されているんです.ちなみに通常このソフトウェアは「Windowsフォルダ→System32フォルダ」の中にあるもので,あまり一般のユーザさんは触らないところにおいてあります.ここのフォルダはOSの動作に関連するものが多く,あまり知識がない人が触ると何かと面倒が多いので,隔離しているというわけです.

- クリップボード拡張

通常クリップボードの情報はひとつしか保存できないような仕組みなっていますが,上記URLのソフトウェアを利用すれば,クリップボードを拡張して,複数個コピー内容を保存したり履歴をとったりできるようになります.頻繁にコピー&ペーストを利用する方は試してみてもよいかもしれません.


今回は,クリップボードの話をしてきたので,後日Windowsで他のアプリケーションとの連携という話で,DDEと呼ばれるものやOLEというものについて実際に簡単なプログラムと実行しながら説明していきたいと思います.