OSの文化なお話 | もっとコンピュータが好きになるblog

OSの文化なお話

日,メールマガジンのコム☆ナビさんという方から,このblogを紹介してよいかというコメントがありました.まだ,先方から返答は来ていませんが,おそらく27日のメールマガジンで紹介されると思われます.どのような形で紹介されるかわかりませんが,うれしいですね.

それから,お笑い!お仕事トホホ日記さんで現在,アメブロについてのアンケートを行っています.アメブロ改善につながるかもしれません.もしよかったら,訪れてアンケートに答えてみてください.


さて,今回は,コム☆ナビさんの事もあるんで,ちょっとかわった趣向で,OSごとの文化に関して少し考えてみようかと思います.

この世の中には,メジャーなクライアントOSには,WindowsやMacOS,他にもUnixやLinuxなんてものがあったりします.もちろん,そんなメジャーなOSの他にも,変わったOSはいくつも存在していて,例えば,組み込み(PCとかじゃなくて,特定の電化製品など.比較的に小さなシステムで構成されている.)に適したOSや,個人が趣味で作っているもの,他にも昔あったOSの機能を引き継いでいるものなど様々な種類があります.

一部,エミュレータでも動くOSもありますので,興味ある人は,後日,そういったOSを試す方法も書いていきますので,そちらをご覧ください.

とりあえず,今回は主要なクライアントOSをメインにすえて話してきます,



よく,コンピュータを扱っている人たちの中にはいわゆる「信者」といった感じの人がいるもので,有名なのは「マッカー」と言われる「Mac信者」や,Unix大好き「Unix信者」なんて人たちがいます.Windows使いの人たちの中でも,エディタは秀丸じゃなくては嫌だといった人もいるので,その感覚はわかるかと思います.そういった人たちのなかには,「自分の使っているもの至高なのだ」と思い込んでいる人も少なからずいたりします.

たしかに,彼らの言い分は最もな所もあります.例えばMacは,ユーザインタフェースの点で優れていたり,Unix系のOSは,そのほとんどがフリー(タダと言う意味ではなく自由という意味)で扱われ,どんな人も平等に受け入れていたりしまます.いろいろと他のOSに比べ優れている点も多いのですね.信者の人たちにWindowsを触らせると,やれMacを使いにくくしたインターフェースだと言ったり,やれソースが公開されていない,けしからんと言ったりします.

反面間違っている点も存在していると僕は思うのです.例としてWindowsを取り上げれば,Microsoftの製品はもちろん,個人の作っているソフトウェアも大抵,ソース(プログラムが記述されているもの)の配布はしていないし,Macのように特徴的なインターフェースも用意されておらず,他のOSと比べてそれほど際立った個性もありません.

ですが,僕は,そういうものはすべてそれぞれのOSの個性であり,そして,それを利用する人たちの思考なども含めて,OSの文化だと思っています.日本には日本独自の文化があるように,アメリカにはアメリカ独自の文化が存在します.それと同じようにOSには文化があると思うんです.だから,一概にどのOSが最も優れているかとも言いがたいところもあります.



コンピュータは,OSだけではないんですが,ある意味宗教的な所があり,一つ思い込むとそれが一番だと思いがちになってしまいます.それほどにそのものについて愛していたり,同調している結果そうなってしまうのでしょうが,あまり固執しすぎていても良い事もありません.

WindowsにはWindowsなりの良い所があるし,UnixにはUnixなりの良い所がある.そういったそれぞれの良い所を眺めていくと,さらにコンピュータが好きになるはずです.おそらくWindowsを利用しているユーザさんが多いと思いますが,たまにはいつも使っているものじゃなくて,他のOSやアプリケーションも触ってみて面白さを体感してみるときっと楽しいですよ.
(今回の話は自分への戒めでもあったり :b)


- OpenOffice.org

また,異文化交流というわけではないのですが,ネットワークやオープンソースなどでは,様々なOS間で協調をはかう動きは様々な所で起きています.わかりやすいところではファイル交換(HTTPやFTPを代表として様々)なんかそのいい例ではないですかね.他にもOpenOfficeといったソフトウェアはMicrosoftのOfficeを読めたりしますし.探すといろいろあります.こういったものを使うと,様々なOSの文化にも触れつつ,共有したいところは共有できるので便利ですね.