ステガノグラフィなお話
更新が滞ってすいません.体調の方,病院行って少しもどってきました.これからまた定期更新してゆきます.
さて,今日の話に入る前にちょっと一言だけ.
- 「一太郎」「花子」は特許侵害、製造販売禁止命じる
更新休んでいる最中でしたが,一太郎の特許侵害の問題,朝日の一面でした.昔はOfficeインストールされたPCを購入するか一太郎が入ったPCを購入するか電気屋で選択を迫られたものですが,最近は,会社や学校なんかでもOffice一辺倒になり,一太郎がバンドルされる(最初からインストールされている事)事がなくなってきました.
かくゆう僕も一太郎を使う事は無くなってきたんですが,それでもしつこくATOKファンだったりします.ジャストシステム,2日にはストップ安まで来て,ちょっと心配だったりしますが,今度この問題がどうなってゆくにせよ,ジャストシステム愛好家を裏切らないようにして欲しいなと思って記事読んでました.がんばれ,ジャストシステム!
では,一言言った事だし,今日の本題の方に入りたいと思います.今日の話はステガノグラフィについてです.ステガノグラフィってなんぞやという人も多いかもしれません.日本語で言うなら,電子透かしってやつです.レモン汁とかを紙に塗って,あぶると出てくる文字の電子版みたいなものと考えればよいかと思います.今日はそのステガノグラフィの入り口やってみようと思います.
といっても,そんなに難しいものでもないんで,適当に読んでください.そもそも,透かしというのは,いつ頃登場して,どんな利用のされ方をしていたのか見てみましょうか.
紀元前400年以上まえの事,ペルシャ軍からの侵略をギリシア軍に伝える為に使われていました.その方法とは書字板の枠の部分の木に文字を書き込み,ロウを書字部分と木の部分両方に塗って,木の部分の字を隠したというものでした.
前回までの暗号の話では,AをBに変更するといったような事をして特定の人にしか内容を見せないようにするものでしたが,今回のステガノグラフィでは,Aという文字を隠して,これまた特定の人にしか内容を見せないようにするものでした.
こういった「隠す」行為はいろいろありまして,特に文字の中に文字を隠すというものは広く使われてきました.
日本人なら誰でもわかる「たぬき文字」.簡単な例ですが,
宝くじなし 狸
たからくじなし
他にもこんなの,
ヘルプモード
一太郎
ワープロソフト
へるぷもーど
いちたろう
わーぷろそふと
こんなのも,三文字目を見ます.
Fish freshwater bends and ....
こういった古典的な文字の中へ文字を隠す方法の中には非常に日常的に使われた例もありまして,針刺し暗号というものがあります.イギリスでは,1800年半ばに郵便制度見直されるまで,郵便は100マイルにつき1シリングと決められていたそうです.
ですが,新聞を送るのは無料であったため,郵便代をけちるために,隠す技術が使われました.具体的にはこんな感じに,読ませたい文字の横に小さな穴をあけて,それを順に読んでいくと文章になるといった感じでした.
Macの新・作が紹介されましたね.5万円台・のMac,弁当箱みたいで・す・ね.
今回は,いわゆるノンパーセプチュアルコンテンツ(non-perceptual contents:
認識出来ないコンテンツ,テキストなどが例)に対する埋め込みをメインに取り上げてみました.
最近のコンピュータ上で利用されるステガノグラフィでは,画像や動画,音声などに埋め込むステガノグラフィなどが多くなってきているようです.そんな中で,文字に文字を埋め込むという古典的な方法の埋め込みが出来るこんなもの見つけました.スパムメールに文字を隠すというものです.
(最近は,著作権がらみでステガノグラフィを利用しようという動きも多いようですよ.それから,画像などはパーセプチュアルコンテンツ[perceptual contents]と言います.)
- 秘密メッセージを埋め込む「ステガノグラフィー」検出の研究(上)
今回ステガノグラフィのさわりをやってみましたが,これでどんな感じのものかわかってもらえたかなと思います.画像などへの埋め込みの話はなかなか難しいので,取り上げてもいいものかと思ってますが,もし要望があったら,やってみたいと思います.
さて,ステガノグラフィの次は,エニグマを取り上げる上でも,暗号の話の中でも,非常に重要な暗号,ヴィジュネル暗号を紹介していこうと思いますよ.
さて,今日の話に入る前にちょっと一言だけ.
- 「一太郎」「花子」は特許侵害、製造販売禁止命じる
更新休んでいる最中でしたが,一太郎の特許侵害の問題,朝日の一面でした.昔はOfficeインストールされたPCを購入するか一太郎が入ったPCを購入するか電気屋で選択を迫られたものですが,最近は,会社や学校なんかでもOffice一辺倒になり,一太郎がバンドルされる(最初からインストールされている事)事がなくなってきました.
かくゆう僕も一太郎を使う事は無くなってきたんですが,それでもしつこくATOKファンだったりします.ジャストシステム,2日にはストップ安まで来て,ちょっと心配だったりしますが,今度この問題がどうなってゆくにせよ,ジャストシステム愛好家を裏切らないようにして欲しいなと思って記事読んでました.がんばれ,ジャストシステム!
では,一言言った事だし,今日の本題の方に入りたいと思います.今日の話はステガノグラフィについてです.ステガノグラフィってなんぞやという人も多いかもしれません.日本語で言うなら,電子透かしってやつです.レモン汁とかを紙に塗って,あぶると出てくる文字の電子版みたいなものと考えればよいかと思います.今日はそのステガノグラフィの入り口やってみようと思います.
といっても,そんなに難しいものでもないんで,適当に読んでください.そもそも,透かしというのは,いつ頃登場して,どんな利用のされ方をしていたのか見てみましょうか.
紀元前400年以上まえの事,ペルシャ軍からの侵略をギリシア軍に伝える為に使われていました.その方法とは書字板の枠の部分の木に文字を書き込み,ロウを書字部分と木の部分両方に塗って,木の部分の字を隠したというものでした.
前回までの暗号の話では,AをBに変更するといったような事をして特定の人にしか内容を見せないようにするものでしたが,今回のステガノグラフィでは,Aという文字を隠して,これまた特定の人にしか内容を見せないようにするものでした.
こういった「隠す」行為はいろいろありまして,特に文字の中に文字を隠すというものは広く使われてきました.
日本人なら誰でもわかる「たぬき文字」.簡単な例ですが,
宝くじなし 狸
たからくじなし
他にもこんなの,
ヘルプモード
一太郎
ワープロソフト
へるぷもーど
いちたろう
わーぷろそふと
こんなのも,三文字目を見ます.
Fish freshwater bends and ....
こういった古典的な文字の中へ文字を隠す方法の中には非常に日常的に使われた例もありまして,針刺し暗号というものがあります.イギリスでは,1800年半ばに郵便制度見直されるまで,郵便は100マイルにつき1シリングと決められていたそうです.
ですが,新聞を送るのは無料であったため,郵便代をけちるために,隠す技術が使われました.具体的にはこんな感じに,読ませたい文字の横に小さな穴をあけて,それを順に読んでいくと文章になるといった感じでした.
Macの新・作が紹介されましたね.5万円台・のMac,弁当箱みたいで・す・ね.
今回は,いわゆるノンパーセプチュアルコンテンツ(non-perceptual contents:
認識出来ないコンテンツ,テキストなどが例)に対する埋め込みをメインに取り上げてみました.
最近のコンピュータ上で利用されるステガノグラフィでは,画像や動画,音声などに埋め込むステガノグラフィなどが多くなってきているようです.そんな中で,文字に文字を埋め込むという古典的な方法の埋め込みが出来るこんなもの見つけました.スパムメールに文字を隠すというものです.
(最近は,著作権がらみでステガノグラフィを利用しようという動きも多いようですよ.それから,画像などはパーセプチュアルコンテンツ[perceptual contents]と言います.)
- 秘密メッセージを埋め込む「ステガノグラフィー」検出の研究(上)
今回ステガノグラフィのさわりをやってみましたが,これでどんな感じのものかわかってもらえたかなと思います.画像などへの埋め込みの話はなかなか難しいので,取り上げてもいいものかと思ってますが,もし要望があったら,やってみたいと思います.
さて,ステガノグラフィの次は,エニグマを取り上げる上でも,暗号の話の中でも,非常に重要な暗号,ヴィジュネル暗号を紹介していこうと思いますよ.