NFSなお話 | もっとコンピュータが好きになるblog

NFSなお話

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薙君の「恋におちたら~僕の成功の秘密~」というドラマを見ました.コンピュータ会社に関係する話という事でちょっと見てみるかと思って見たんですが,もう笑いまくりでした.

見た人はわかると思うんですが,対策マニュアルも作ってなければ,まともなシステム管理者もいない,テレビ向きにウィルスが「僕ウィルスです」と教えてくれる仕様,何故かプログラミングし始める主人公などなど,ツボを書いていったら書き切れませんが,ともかく笑えます.恋愛ものだと思いますけど,ギャグものとして見ていこうかなとか思ってます.ちなみに今期一番期待しているのは「タイガー&ドラゴン」です.スペシャルの時から面白かったんで.



どうも最近ここのblogのネタが偏りすぎ.Unix,プログラム,インターネットの項目がやや寂しい気がするので,そこらについてあと半月の間に書いてみようかなと思います.

んで,今回のネタは「NFS」についてです.NFSとはNetwork File Systemの略で結構昔からUnixで利用されてきたファイル共有システムです.どんなものか簡単に見てみます.

ファイルを交換するプログラムとしては,今ではFTP,rcp,scp,Samba,WebDAVなどなど様々あります.一番なじみ深いものとしてはFTPでしょうか.このようにいくつかファイル共有,ファイル交換するソフトウェアがありますけれども,それぞれに特徴があります.今回のNFSは次のような特徴があります.

- Sun Microsystems社(Solaris, Javaなどで有名な会社)が開発
- 大抵のUnixOSでは標準装備されている
- マウントできる

補足説明させてもらいますと,マウントというのは,Windowsなら,USBメモリとかメモリカードを差してその中身が認識出来る状態になりますけど,これのUnix版って事です.NFSはサーバ上のディレクトリを他のクライアントにマウントさせて,あたかもクライアント内のディレクトリのようにみせる事が出来ます.ファイルの読み書きが簡単に行えます.

サーバ側の設定もクライアント側の設定も非常に簡単なので,マシンが二台以上あってファイル共有したいという人や,NAS(Network Attached Storage:ぶっちゃけファイル置き場って意味合い)には最適です.ただ,インターネットに接続しているサーバでは立ち上げないほうがよいです.セキュリティの問題があるんで.でもLAN上で立ち上げておくと大変便利です.

ちなみに最近はWindowsとの親和性の高いSambaがNFSの代わりに利用される事も多いです.smbmountというものを使えば,SambaでもNFSのようにマウント出来るし,こちらも便利です.標準でsmbmountが入っていない事が多いので,まだまだNFSの方が楽なんですけどね.


時に,いつの間にかここのblogが久しぶりにジャンルTOP20まで復活してました.ちょっと嬉しい :)